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企画課 白壁課長
私は興味があることとないこととで、記憶の残り方にかなり差があります。
興味があることなら一度見たり聞いたりしただけでも、意外と細かいところまで覚えています。
例えば、昔旅行した場所の風景や建物の中の様子は、何年たっても比較的よく覚えています。
興味のある外国語も、単語の意味や音が自然と頭に残ることがあります。
一方で、自分にとって関心の薄い情報は、何度か目にしていてもなかなか記憶に残りません。
同じように見たり聞いたりしているはずなのに、なぜこれほど差があるのでしょうか。
少し気になったので興味と記憶の関係について調べてみました。
覚えるためには「注意」が必要
何かを覚えるためには、まずその情報に注意を向ける必要があるそうです。
目には入っていても、特に意識を向けていなければ情報は記憶に残りにくくなります。
反対に興味があるものを見つけると自然と細かい部分まで目が向きます。
色や形、周囲の様子などを無意識のうちに観察するため、後から思い出しやすくなるのでしょう。
「覚えられない」というよりも、関心の薄い情報には、最初からそれほど注意を向けていないのかもしれません。
興味があることには、「もっと知りたい」という気持ちが生まれます。
新しく知ったことを以前から知っていることと結びつけたり、自分なりに考えたりするため、情報同士につながりができます。
例えば、外国語を覚えるときも、単語だけを切り離して覚えるのではなく
その言葉が使われていた場面や音、似た言葉などと一緒に記憶しています。
情報がほかの知識と結びついていると、後から思い出すためのきっかけも増えます。
一方で、興味の薄い情報は、ほかの知識と結びつかないまま通り過ぎてしまうことがあります。
これが、記憶の残り方に差が出る理由の一つなんだと思います。
必要のない情報を自然に選別している
私たちは毎日、非常に多くの情報を見たり聞いたりしています。
そのすべてを細かく記憶していたら、頭の中が情報でいっぱいになってしまいそうです。
そのため、自分にとって大切なことや関心のあることを優先し、必要性の低い情報は深く記憶しないようになっているのかもしれません。
興味のないことを覚えられないのは、記憶力が低いからとは限りません。
自分に必要な情報を無意識のうちに選んでいるとも考えられます。
興味がなくても覚えたいときは
仕事や生活の中では、興味があるかどうかにかかわらず、覚えなければならないこともあります。
そのようなときは、ただ繰り返すだけでなく、すでに知っていることと結びつけると覚えやすくなります。
数字を日付や出来事と関連づけたり、文章を自分の言葉に置き換えたり、誰かに説明するつもりで整理したりする方法があります。
図や写真を使う、声に出す、実際に手を動かすなど、自分が覚えやすい方法を見つけることも大切です。
すべてを頭の中だけで管理しようとせず、メモやスマートフォンを活用するのも一つの方法です。
自分の興味を知るきっかけになる
自分が自然と覚えていることを振り返ると、何に興味があるのかが見えてくることがあります。
何度も読み返さなくても覚えていることや、時間がたっても細かく思い出せることは、自分が強く関心を持っている分野なのかもしれません。
興味のあることは覚えやすく、興味の薄いことは記憶に残りにくい。
これは欠点というよりも、人の記憶に備わった自然な特徴なんだと思います。
覚えられないことを気にするよりも、自分が何に注意を向けどのような情報を覚えやすいのかを知る。
それも自分自身を理解する一つの方法なのかもしれません。
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