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企画課 白壁課長
子どもの頃は一年がとても長く感じられたのに、大人になると一年があっという間に過ぎていく。
そのように感じる人は多いのではないでしょうか。
年齢を重ねると、本当に時間の流れが速くなるわけではありません。
それでも一年が短く感じられるのは、毎日の過ごし方や記憶の残り方が関係しているようです。
子どもの頃は、初めて経験することがたくさんあります。
入学や進級、新しい友達、初めて訪れる場所など、日々の中に多くの変化があります。
一方、大人になると生活の流れがある程度決まり、同じ道を通って仕事へ行くなど、似たような毎日が続きやすくなります。
新しい出来事が多い時期は記憶に残る場面も増えるため、後から振り返ったときに長い時間だったように感じます。
反対に変化の少ない期間は記憶の区切りが少なく、まとめて短く感じられることがあります。
初めて訪れた場所では、周囲の景色や道順を注意深く見ます。
しかし毎日通っている道では、一つひとつの風景を意識することはあまりありません。
慣れた行動は効率よくできる反面、細かな出来事が記憶に残りにくくなります。
忙しく過ごしているうちに、気がつけば一週間や一か月が終わっていたと感じるのも、このような日常への慣れが関係しているのかもしれません。
時間の感じ方には、過ごしている最中の感覚と、後から振り返ったときの感覚があります。
退屈な会議や待ち時間は、その場では長く感じます。
ところが後から振り返ると、特に印象的な出来事がないため、短い時間だったように感じることがあります。
反対に旅行やイベントなど、さまざまな出来事があった一日は、その場では早く過ぎても、後から思い返すと長く充実した一日に感じられます。
時間の長さそのものよりも、どれだけ記憶に残る出来事があったかが影響しているのだと思います。
時間の流れを止めることはできませんが、日常に少し変化を加えることはできます。
行ったことのない店へ行く、普段とは違う道を歩く、新しい趣味を始めるなど、小さなことでも構いません。
新しい体験をすると周囲に注意を向けるため、日々の記憶が残りやすくなります。
また写真を撮るだけでなく、日記や予定表に出来事を記録しておくと、一年を振り返ったときに多くのことを思い出せます。
大人になると一年が早く感じるのは、時間が速くなったからではなく、毎日に慣れ、記憶に残る区切りが少なくなるからなのかもしれません。
いつもの生活に小さな変化を加えることで、一年の感じ方も少し変わりそうです。
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