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2026年ナフサ・ショックで建築資材が危機|出荷制限の真相と「解除後」の工期予測

リフォーム課 山口

カトリホームの山口です。

現在、現場では「お金を払ってもルーフィングが入らない」という異常事態が続いています。

政府は「輸入を2倍にする」と発表しましたが、なぜ現場の混乱は収まらないのか?

プロの視点で、今の資材危機の正体と今後の対策をまとめました。

1. アスファルトルーフィング出荷制限の「本当の理由」

現在、石油原材料(ナフサ)の供給不足により、多くの石油系建材が制限対象となっています。

  • 出荷制限中の主な資材: ルーフィング、樹脂サッシ、ウレタン断熱材、溶剤塗料など。

最大の原因は、日本のナフサ供給の約50%を占める「国産ナフサ」が、原料の原油(95%以上が中東産)不足でストップしていることにあります。

原油を原材料とするアスファルトルーフィング

図1:出荷制限が始まったルーフィング

2. 政府の「輸入200%増」でも供給が足りない計算上の根拠

政府は「非中東からの輸入を従来の2倍(200%)に増やす」としていますが、現場レベルでは不十分です。

  • 供給の穴: 国産分の欠乏を補うには、輸入量を従来の約3.5倍に引き上げる必要があります。

  • 物流の壁: 米国等からの輸入は中東より航路が長く、到着までに40日以上のタイムラグが発生します。

3. ホルムズ海峡封鎖が解除された後の「工期回復」はいつ?

「封鎖が解ければ明日から元通り」と考えるのは危険です。

  1. 物流の正常化: 約1ヶ月

  2. 製油所の再稼働: 約2〜3週間

  3. 在庫の復元とバックオーダー解消: 6ヶ月〜1年 結論として、2026年内の完全な供給正常化は極めて困難であると予測されます。

4. 現場監督が推奨する「非石油系資材」への代替案

今、私たちが検討すべきは「油に頼らない工法」へのシフトです。

  • 代替可能: グラスウール断熱材、金属屋根、無垢床材、水性塗料

  • 代替困難: シーリング材、電線被覆、接着剤
    ※代替案への変更は、防火認定や断熱性能の再確認が必要なため、早めの協議を推奨します。

まとめ:2026年の現場管理は「提案力」の勝負

今回の資材難は不可抗力ですが、それをどう施主様へ説明し、代替案を提示できるかが私たちの腕の見せ所です。

 

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