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企画課 白壁課長
人の善意や労力を当たり前のように受け取る人がいます。
自分でできることを他人に任せ、面倒なことは誰かに引き受けてもらう。
最初は感謝していても、いつの間にかそれが当然になっていくことがあります。
こうした行動は心理学で説明できます。
他人の負担を過小評価する
人は自分が費やした時間や労力を強く意識する一方で、他人の負担を十分に認識できないことがあります。
自分でやれば大変なことも、誰かがやってくれれば簡単なことに見えてしまいます。
善意を受け取ることが習慣になる
行動心理学には「強化」という考え方があります。ある行動によって望ましい結果が得られると、その行動は繰り返されやすくなります。
困ったときに誰かが解決してくれる経験を重ねると、自分で動くよりも人を頼ることが習慣になります。
特別な親切だったものが、次第に「やってもらえるもの」という期待に変わっていきます。
助けてもらうことを当然の権利だと考える
心理学では、自分は他人から特別な配慮を受けるべきだと考える傾向を「心理的特権意識」と呼びます。
「自分は忙しいから」「相手の方が得意だから」「あの人には余裕があるから」
こうした理由によって、相手の能力や優しさを、自分が助けてもらう当然の理由にしてしまう場合があります。
自分の行動を正当化する
「相手も好きでやっている」「自分だって別のことで貢献している」
そう考えることで、不公平な関係を問題として認識しなくなる場合もあります。
本人に悪意がなくても、相手の負担がなくなるわけではありません。
大切なのは「お互い様」と思える関係
人間関係は何もかも平等に分担すればよいというものではありません。
得意不得意もあれば、それぞれの事情もあります。
大切なのはどちらか一方が負担を引き受け続けるのではなく、お互いに相手を思いやれることではないでしょうか。
困ったときはお互い様と自然に思える関係であれば、親切を搾取だと感じることも少ないはずです。
善意に甘えることと、善意を当然だと思うことは違います。
その違いを忘れずにいたいものです。
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