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復興への道のり

東日本大震災から六年が経過しました。宮城県南三陸町では今月、
かさ上げされた新市街地に本設された新商店街がオープンします。
昨年の大晦日、三十二店が連ねる「南三陸さんさん商店街」が、五年にわたる仮設での営業を終えました。
同日、商店街が復興に立ち上がる地域の生活を支えてきたとして、
町民有志らが企画した卒業式が行われました。
式では「震災前からの味を提供し続けた」「活気ある声で、元気な南三陸を印象付けた」
などと書かれた三十二通りのメッセージが全店主に贈られました。
ある常連客は、「思い出の場所が消えるのかなと、寂しいけど、また、ひとつのスタートなのかな」と振り返っていました。
新商店街での営業は、仮設の時代に比べて、共益金など月々の負担金が跳ね上がります。
希望と不安を抱えてのスタートだと、ある店主は語ります。
震災からの復興は、未だ道半ばです。震災に向けて、私たち一人ひとりが今できることを考
え、行動に移していきましょう。

   被災地の今に目を向けましょう

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