郷土の味　ほうとう

こんにちは！　毎週火曜日は実家に預けている愛犬の様子を伺いに帰省します。　といっても、車で１５分のところですけど（笑）
夕食は、80を過ぎたおふくろが準備をしてくれていますが、昔から変わらない「おふくろの味」。　先日は、どこから貰ってきたのか、天然きのこ（現在は放射能の関係で採取が自粛）が入った「ほうとう」。　おふくろの得意料理である。
小さいころは、機織りをしていたおふくろのご飯といえば、「ほうとう」ばかりで、当時は正直いって、あまり好きではなかった。
しかし、この時期の天然きのこが入ったほうとうは別格で、きのこの香りが、食欲を誘う。　ここからは、地元ならではの食仕方。
夕食で残ったほうとうを、翌朝暖めて、冷や飯を投入して食べるというもの。　これがまた格別で、ほうとうが好きなのではなく、この雑炊といっていいのか、おじやといっていいのか・・・この食べ物がすきなのである。　聞くところによると、国中方面（甲府のほう）では、この逆で、炊き立てご飯のうえに、昨日のほうとうの冷たい汁をかけてたべるのだそう・・・昨今、観光客向けのほうとう専門店などで提供されるほうとうは、「ほうとうにしてほうとうにあらず！」
いづれも、翌朝食される、ほうとうのリメイクを含めて、本物の「ほうとう」である。