勝利至上主義

営業の高橋です。

全日本柔道連盟が例年夏に開催している

個人戦の全国小学生学年別大会を今年から廃止するという発表がありました。

理由としてはタイトルに挙げている通り「勝利至上主義の是正」のためだそうです。

指導現場では「子どもたちの目標がなくなる」「行き過ぎだ指導の改善につながる」など

賛否が分かれているそうです。

私も中学生の頃柔道部に入部していました。

幸いなことに「行き過ぎた指導」というのは経験せずに済みました。

しかし、中学生から始めたため試合には全く勝てず

入部している当初は楽しさをあまり感じることはありませんでした。

しかし、現在では柔道をはじめとする武道や格闘技の試合を観戦することは好きですし

筋トレなど体を動かすことも趣味で行っています。

学生時代に経験をしていたことで観戦したりトレーニングしたりする土台ができたこともありますが

自分の意志で、自主的に観戦やトレーニングできているから楽しくて続けられているのかなと思います。

「大会」というのは一つの目標として必要だと思いますが、あくまでも子ども自身が目標に据えて

努力するものであって、親や指導者が無理やり目指させるものではないと思います。

今回の全柔連の決断で「部活動における指導の在り方」「そもそもなぜ部活動を行うのか」

というのが見直されるきっかけになることを願います。