京都天龍寺「莫妄想」

「まくもうぞう」と読み、

妄想すること莫(なか)れ：「くだらぬことを考えるな」と解説されていた。

京都旅行で見た、天龍寺の一室に掛けられた文字。

初めて触れた言葉だが、心に響く言葉の一つになった。

たった3文字だが、奥深くとても衝撃的な言葉と感じている。

この文字に触れながら、もう一つ、つながりのある言葉を思い出した。

「じっくり考えろ、行動する時が来たなら考えるのをやめて進め」。

フランス第一帝政の皇帝ナポレオンの言葉だが、

「事前に想定されるいろいろなケースについて考えておけば、

何が起きても冷静に対処できる。それは経験から学ぶ。

後々のことをじっくり考えて不安に備え、満を持して行動に移す。

その後は、もう考えない。

迷いを引きずっていると、歩幅は狭くなり、勢いがなくなる。

悪いことが頭をよぎって、思い切りが悪くなる。」と、解説されている。

仕事にも生き方にも通ずる言葉。

勢いをもって行動するには、「莫妄想」、くだらぬことを考えてはいられない。