楽観的なニヒリズム

何のために生まれて、何のために生きるのか。

アンパンマンマーチですが、そんなことを考えたことはありますか？

インターネットの普及と科学の発展により、いろいろなことが解り、

自身がヒトという種族の1個体でしかないという事実のみが肯定されています。

我々の生きる宇宙とは、観測可能な範囲を超え無限に広がっており、人間が認識することは不可能です。

そして人間の一生は宇宙の時間からすればほんの一瞬なのです。

そして宇宙そのものにもいつか終わりがきます。

このような事実がわかってくると、人は

「自分や世界は単なる物質で、そこには意味がない」

という恐怖に駆られるのです。

これは哲学用語で「実存的恐怖」というそうです。

私自身もこのような感覚に陥った経験があります。

そういった時の考え方があるのでご紹介します。

前述の通り、宇宙とは認識できないほど大きく、私たちの一生は宇宙にとっては一瞬です。

まずその事実を受け入れましょう。

「今抱えている悩みは宇宙からすれば些細な事」

「宇宙が終わればすべて消えてなくなる」

宇宙に原則が無ければそれは「自由」であるということ。

ゆえに、生きる「目的」も自由に見つけ、決めればいいのです。

人間は冒険したり、未知のものを解明したり、幸せな気持ちになることができます。

ゲームに挑戦することも、おいしい料理を食べる事も目的と言えます。

人生にはやらなければいけないことがたくさんあるのです。

人生は一度きりです、であるならば楽しまない手はありません。

そして出来る限り幸せであるべきです。

その上で他人を幸せに出来ることは、より幸せであると言えます。

そして、自分の意志でやりたい事を見つけることが、自分の人生を決める事につながるのです。

この考え方の名前が、「楽観的なニヒリズム」ということを知ったので、紹介しました。

自分の存在意義を見失っている方がいれば参考にして下されば幸いです。